9500世帯 再び断水(2009/01/05)
再び断水状態に陥った階上町。給水所には水を求める町民が列をつくった=4日午後6時15分ごろ、町立赤保内小学校
 八戸地域七市町で一日に発生した馬淵川水系の大規模断水事故で、八戸圏域水道企業団(企業長・小林眞八戸市長)は四日も復旧作業を継続した。一度は全域で配水池への通水を終えたが、予想を大きく上回る水道水の使用のため十分な水量を確保できず一部で再び供給を停止。同日午後十一時五十分現在、八戸市と階上町、五戸町の計九千五百五十世帯(二万二百十人)で断水している。企業団は「このままの状態が続けば、さらに断水が生じる恐れがある」として、節水を強く呼び掛けている。
 
 四日予定していた全面復旧は、五日以降にずれ込む見通し。具体的な時期について、小林企業長は「原因不明のトラブルもあり、今の時点でいつと言うことはできない」と明言しなかった。
 企業団によると、断水しているのは▽八戸市八千七百世帯(美保野地区、大山地区、金浜地区)▽階上町八百世帯(荒谷地区、道仏地区)▽五戸町五十世帯(中道地区)―の三市町。
 企業団は四日午前五時半、全域の配水池に通水を完了。だが、その後に水道水の使用量が一気に増加。同日午前十一時現在、一時間当たりの使用量が通常時(二千二百トン)の二倍近くとなる四千トンとなり、通常四―六メートルある白山配水池の水位は、一・七五メートルまで低下した。
 その後も水道使用量に歯止めがかからず、八戸市の三地区と階上町道仏地区は同日午後四時四十分に給水を停止。階上町荒谷地区の配水池では流入弁が故障したことなどもあり昼ごろから断水したとみられる。同日午後七時半現在、白山配水池の水位は一・二八メートル、一時間当たりの使用量は三千百四十八トン。
 一方、五戸町中道地区は配水池に水は入っているものの、原因不明のトラブルから水が届かない状況で五日にも原因を調査する。
 企業団は給水活動を続ける一方、緊急時を除いて午後十一時から午前五時までの水の利用を控えるよう呼び掛けている。
 5日の給水場所
 5日午後1時現在の給水場所は次の通り。給水時間は午後9時まで。
 ▽八戸市=種差小、金浜小、大久喜小、鮫小、白銀南小、美保野小中学校、八戸市庁、第二桜ケ丘バス停、平庭団地バス停、妙花生木工団地、是川小、中居林小、長宝野ロータリー、町畑小、岬台団地バスプール、八戸工業大学、八戸美保野パークゴルフクラブ、多賀台小
 ▽階上町=赤保内小、石鉢小、道仏公民館、荒谷集会所、追越集会所、大蛇小、小舟渡潮風荘
(八戸市庁の給水は二十四時間態勢。八戸美保野パークゴルフクラブは午後4時半まで)
【写真説明】
再び断水状態に陥った階上町。給水所には水を求める町民が列をつくった=4日午後6時15分ごろ、町立赤保内小学校

now loading..................