ネットでえんぶりファン拡大 小泉さん発信(2009/02/18)
中居林えんぶり組の太夫と談笑する脇裕果さん(左から2人目)と小泉真子さん(左)=17日午前、長者まつりんぐ広場
 中居林えんぶり組の小泉真子さん(33)が、インターネットを通じて八戸えんぶりを全国に情報発信している。四年前に立ち上げた同組の公式ホームページ(HP)では、取材やイベント出演依頼を受け付けているほか、ネットを通じて首都圏のファンも獲得。小泉さんは「もっと深く掘り下げて、えんぶりの魅力を伝えていきたい」と意欲を見せている。
 
 小泉さんがHPを作成したのは二〇〇五年。「えんぶりの良さと、うちの組ならではの個性を知ってほしい」との思いから、えんぶりの歴史や用語の説明、同組の特徴などを幅広く紹介している。
 取り組みは着実に実を結び、今ではHPを通じて応援メッセージやイベントの出演依頼が届く。首都圏のテレビ番組制作会社から取材依頼があったことも。小泉さんは「HPのおかげで、多くの人々から気軽に声をかけてもらえるようになった」と手応えを感じている。
 新たな交流も生まれた。東京都在住の脇裕果さん(34)は、小泉さんとネット上で知り合い、二〇〇六年から毎年、八戸えんぶりに合わせて小泉さんの元を訪ねるようになった。自身のブログでもえんぶりを詳しく紹介している。
 脇さんは今年も十六日夜に八戸入り。八戸えんぶり開幕の十七日早朝には小泉さんと再会を果たし、同組と行動を共にした。
 行列前の待機場所となった長者まつりんぐ広場では、小泉さんや同組の太夫らと一緒に暖を取り、会話に花を咲かせた。各組のえんぶり競演が始まると、目の前で見る太夫の摺(す)りに「豊作を祈る心が長い時を経た今でも伝わっているのがすごい」と興奮気味に話していた。
 ネットがきっかけで生まれた新たな交流に、同組親方の古里勝雄さん(55)も「よっぽどえんぶりを好きになったんだなあ。東京在住の組の仲間ですよ」と手放しで喜ぶ。
 「脇さんとこんな形で出会えるなんて想像もできなかった。ありがたい縁です」と小泉さん。「今後もHPやブログで、えんぶりの魅力を発信していきたい」と力を込めていた。
中居林えんぶり組の公式HPはこちら
http://nakaibayashi.gozaru.jp/
【写真説明】
中居林えんぶり組の太夫と談笑する脇裕果さん(左から2人目)と小泉真子さん(左)=17日午前、長者まつりんぐ広場

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