突然の雪スリップ事故多発/交通機関も乱れ(2009/04/27)
車4台が相次いで路肩に転落した現場。雪の影響とみられる=26日午後5時45分ごろ、五戸町上市川沼頭付近
 発達した低気圧が太平洋側を北上した影響で、強い風雨や季節外れの雪が降る荒天となった二十六日の青森県内。鉄道や空の便などの交通機関は乱れ、大型連休を楽しむ観光客らの足を直撃した。幹線道路ではスリップが原因とみられる交通事故も相次いだ。
 青森地方気象台によると、県内の二十四時間降水量は八戸一二六・五ミリ、七戸一一六・五ミリ、むつ一〇八・五ミリなど、各地で四月としての観測史上最多を記録した。
 各地の最高気温は一〇度に届かず、三月上旬から四月上旬の寒さとなった。青森では一九六一年の統計開始以来、八七年と並んで最も遅い積雪を観測。八戸や十和田、三戸などでも雪が積もった。
 JR青森支店によると、八戸線、大湊線、奥羽線で合わせて十九本が運休。雨による徐行運転や雪の影響で遅れも相次ぎ、二千人近くに影響が出た。青森空港では除雪作業のため六便が欠航した。
 突然の降雪に不意を突かれたドライバーも。五戸町上市川沼頭の県道では、夏タイヤの乗用車四台が路外に逸脱するなど、スリップとみられる事故が相次いだ。
 悪天候は大型連休の観光イベントを直撃。十和田市春祭りの会場となっている官庁街通りの「桜の広場」では、出店が畳まれ、外出する市民も少なく、閑散としていた。
 岩手県北では、久慈市で市道二カ所が冠水。野田村では村道一カ所でのり面が崩壊し、通行止めとなった。二戸署によると、軽米町蛇口の県道で、路面状況の悪さが影響したとみられる車七台が絡む多重事故が発生、九人が軽傷を負った。
 青森県高速道路交通警察隊によると、八戸―軽米の八戸自動車道と、八戸―下田・百石の百石道路が積雪のため通行止め。午後十一時半現在、開通の見通しは立っていない。
 冬型の気圧配置は二十七日も続き、青森県内では明け方まで雪模様となる見込み。同気象台は路面凍結や農作物の凍害に注意するよう呼び掛けている。
【写真説明】
車4台が相次いで路肩に転落した現場。雪の影響とみられる=26日午後5時45分ごろ、五戸町上市川沼頭付近

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