ナニャドヤラ奉納/新郷で「キリスト祭」(2009/06/07)
観光客らが見守る中、十来塚を囲んでナニャドヤラを奉納する新郷村婦人会のメンバー
 ゴルゴタの丘で磔刑(たっけい)に処されたはずのキリストが、実は新郷村戸来で生涯を閉じた―との伝説に由来する「第46回キリスト祭」が7日、同村のキリストの里公園で開かれ、関係者らが神事や「ナニャドヤラ」など郷土芸能の奉納を通じてキリストの霊を慰めた。
 伝説は、昭和初期に茨城県の旧家で発見された「竹内古文書」に基づく。
 ゴルゴタの丘で処刑されたのは弟のイスキリで、キリスト自身はひそかに来日、戸来で日本人女性と結ばれて3女を育て、106歳で死去した―とされる。
 同公園には2つの土盛りがあり、向かって右がキリストの墓「十来塚」、左側がイスキリの墓「十代塚」とされ、村の観光スポットとなっている。村観光協会は1964年から毎年祭りを開いて慰霊している。
 慰霊祭では、大祭長である須藤良美村長があいさつし、関係者とともに祭壇に玉ぐしをささげた。続いて、地元の田中獅子舞組が厳かな舞を、村連合婦人会(佐藤久美子会長)のメンバー15人が十来塚を囲んで哀調漂うナニャドヤラをそれぞれ奉納し、ミステリアスな雰囲気が、詰め掛けた観光客のロマンをかきたてていた。
 席上、第13回キリストの里公園短歌ポストの入選歌表彰が行われ、最高位の天位には高橋空良君(五戸中1年)の「鶏舞に キリスト様を お呼びして みんな輪になり 鈴の音鳴らす」が輝いた。
【写真説明】
観光客らが見守る中、十来塚を囲んでナニャドヤラを奉納する新郷村婦人会のメンバー

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