
| 緩和ケア病棟建設実現を 来月、団体設立(2010/03/14) |
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八戸市に緩和ケア病棟を―。同市白銀町の保健推進員越後悦子さん(61)らが、がん患者の痛みや不安を和らげ、日常生活を送れるよう援助する「緩和ケア」の専門病棟の建設実現に向けて活動を進めている。4月には活動の母体となる「八戸緩和ケアを考える会」(仮称)を設立する予定だ。越後さんは「会の発足を足掛かりに、ぜひ病棟設立を実現させたい」と意気込んでいる。 緩和ケア病棟は、がんなどに苦しむ患者の痛みを医療用麻薬を用いて和らげるほか、精神的サポートなどを包括的に行う専門病棟。症状が進行し回復が難しい患者に対しても、“その人らしい最期”が迎えられるよう支援する施設として近年、開設する病院が全国で増えている。青森県内では青森、弘前両市に専門病棟がある。 越後さんが活動を始めたきっかけは、2008年7月。八戸市立市民病院に緩和医療科が開設されたことを報じる新聞記事を読んだことだった。 「こんな医療が世の中にあるんだ。何か体の中にビビビっと電気が走ったような感覚だった」。すぐに同科の佐藤智科長に手紙を出し、緩和ケアについての勉強を始めた。 約40年前に父親を末期の胃がんで亡くした越後さん。告知もできず、苦しみながら亡くなった父親の姿を思い出し、「あの時代に緩和ケア病棟があれば」との思いが日に日に強くなり、活動を本格化させた。 同11月から佐藤科長を招いた講演会を数回開催。昨年6月には、「究極の緩和ケア」といわれる納棺師の姿を描いた映画「おくりびと」の原作者青木新門氏の講演会を企画するなど、知人や地域住民に緩和ケアの重要性を訴えてきた。 現在は、活動に賛同してくれた知人らとともに会発足に向け、最終調整中だ。 越後さんらの活動に対し、佐藤科長は「市民レベルで(緩和ケア病棟の建設)運動してくれて大変うれしい。今後も協力し合いながら活動していきたい」と歓迎の様子。 越後さんは「会の発足が最終目標ではないが、土台はできた。私1人だけではなく、市民みんなの力で八戸に緩和ケア病棟を造りたい」と話している。 設立総会は、4月24日に八戸市の下長公民館で行う予定。 問い合わせは、越後さん=電話0178(33)1682=へ。 |
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