久慈市長に山内氏/53票差 遠藤氏退ける(2010/03/15)
わずか53票差の激戦を制し、万歳する山内隆文氏(左)。隣は七恵夫人=14日午後10時15分ごろ、久慈市二十八日町の選挙事務所
 任期満了に伴う久慈市長選は14日、投票が行われ、即日開票の結果、いずれも無所属で、現職の山内隆文氏(58)が1万562票を獲得、事実上の一騎打ちとなった元岩手県職員の新人遠藤讓一(じょうじ)氏(56)=民主、社民両県連推薦=をわずか53票差で退け、旧市時代を含め通算3選を果たした。同市の新聞社社長の新人宮古邦彦氏(70)は埋没した。 
 激戦に有権者の関心も高く、投票率は70・61%と、前回(2006年)の58・30%を12・31ポイント上回った。
 山内氏は市長としての実績を強調する一方、“市民党”としての立場をアピールし「一つの政党が勢力を拡大するため市長選を利用している」と遠藤陣営を批判。
 危機感をばねに、市内各地に張り巡らせた後援会63支部がフル回転。自民県議に加え、市議25人のうち過半数の支援を受けて票を固め、遠藤氏の猛追を振り切った。
 午後10時10分すぎ、同市二十八日町の選挙事務所に当選確実の報が入ると、支持者から大きな歓声がわき起こった。山内氏は「『人輝き活力みなぎる久慈市』の第2ステージに向け、教育・医療の充実、雇用創出などに取り組みたい」と決意を述べた。任期は26日から4年間。
 民主の全面支援を受けた遠藤氏は国政与党や県とのパイプを強調。市政刷新を訴えて現職への批判票を取り込んだが、“政治とカネ”をめぐる民主への批判も逆風となり、わずかに及ばなかった。政策面でも大きな違いを打ち出せなかった。
 同市新中の橋の選挙事務所で、遠藤氏は「皆さまに支援をいただき、心から感謝している。私の不徳の致すところで、本当に申し訳ない」と敗戦の弁を述べた。
 宮古氏は旧市時代を含め6回連続の出馬となったが、支持を広げられなかった。
【写真説明】
わずか53票差の激戦を制し、万歳する山内隆文氏(左)。隣は七恵夫人=14日午後10時15分ごろ、久慈市二十八日町の選挙事務所

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