八戸市議会議長に山口氏(2010/03/19)
 八戸市議会の大館恒夫議長(自民ク)が18日、「一身上の都合」を理由に議長を辞任した。辞任に伴う議長選では、後任に自民クの山口広道氏(58)を選出した。大館氏は2008年12月の就任以来、約1年3カ月で議長ポストを退く形となった。議長交代は自民ク、民主クの二大会派による既定路線で、少数会派は「市民不在だ」「議長は名誉職ではない」と批判している。
 議長選は単記無記名方式で行われた。出席議員36人のうち、自民クや民主ク、公明などの支持を得た山口氏が31票を獲得。共産の畑中哲雄氏は2票、白票が3票だった。
 山口氏は現在6期目。議会運営委員長や八戸地域広域市町村圏事務組合議会議長などを歴任。市議会議長就任に伴い、10年度から全国特例市議会議長会会長と青森県市議会議長会会長も兼務する。
 議長の任期は本来4年だが、市議会では近年、この間を2〜3人で回すことが慣例化。08年の議長交代も、当時議長だった吉田博司氏(民主ク)の辞任によるものだった。
 複数の議員によると、今回の議長交代は自民クと民主クの“約束事”。07年4月の市議改選後、自民クから2人、民主クから1人の議長候補者を出すことで両会派幹部が合意していたという。
 両会派は「円滑な議会運営を図るためには必要なこと」「議長選でしこりを残してはならない」と慣例化を容認する声が支配的。
 一方、社民・市民連の松橋知代表は「市民不在で議会軽視だ」、共産の畑中哲雄会長は「議長は名誉職ではない。ポストのたらい回しだ」と指摘した。

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