2小学校5棟で耐震強度不足/八戸市(2010/03/19)
震度6強で倒壊する危険性が高いと診断された八戸市立根城小学校の教室棟=18日
 八戸市教委は18日、2008〜09年度にかけて市立小中学校を対象に行った耐震診断の結果を発表した。根城小と三条小の計5棟で耐震強度が不足していることが判明。根城小の一部教室棟は、国が求める構造耐震指標(Is値)の数値を大幅に下回っていることから、同校は近く使用を中止する考え。
 
 市議会総務協議会で市教委が明らかにした。耐震診断の結果発表は、昨年11月に続き5回目。今回を含め、市立小中学校で耐震強度不足の施設は20校39棟となった。
 Is値は、建築物の地震に対する安全性を数値化したもの。値が大きいほど耐震性が高く、文部科学省の指針によると、公立学校は0・7以上を確保する必要がある。
 今回、「震度6強で倒壊、または崩壊する危険性が高い」(0・3未満)と診断されたのは、根城小の教室棟1棟。Is値は0・09と判定された。
 市教委や同校によると、この教室棟は現在、児童は使用しておらず、PTAの会議室などとして利用。建設から48年と老朽化が著しく、補強工事をしても改善は難しいことから、同棟の機能を違う校舎に移転させ、今月中にも使用を中止する予定。
 佐々木弘校長は「児童らの安全が最優先。市教委と連絡を取りながら必要な措置を取っていきたい」と話している。
 「震度6強で倒壊、崩壊する危険性がある」(0・3以上0・6未満)と診断されたのは、根城小の教室棟と管理棟、三条小の渡り廊下。いずれも「要補強」と判定された。
 「震度6強で倒壊、崩壊の危険性が低い」(0・6以上)と診断されたのは三条小の管理教室棟で、「要補強」の判定を受けた。
 市教委は同日、2校の保護者に診断結果を通知。また、結果を踏まえ、10年度内に補強工事などを完了させる考えを示した。
 市教委教育総務課は「Is値が低いからといってすぐに倒壊するわけではない」と強調した上で、「児童の安全を考慮し、できるだけ早く補強工事に入りたい」としている。
【写真説明】
震度6強で倒壊する危険性が高いと診断された八戸市立根城小学校の教室棟=18日

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