09八戸市長選
| 八戸市長選 立候補予定者の公約を比較 | |
| (2009/10/08) | |
任期満了に伴う18日告示、25日投開票の八戸市長選で、再選を目指す現職小林眞氏(59)=自民推薦=と、市議の新人三浦博司氏(31)=民主推薦=のマニフェスト(選挙公約)が出そろった。両氏とも経済や雇用、福祉、子育てなど市民の関心が高い分野について、具体的な施策や数値目標を明示した。マニフェストを比較する。
小林氏は4年間で10社以上の企業誘致を約束する。八戸港のコンテナ取扱量の増加や大規模エネルギー基地構想の推進など、港を活用した経済活性化に力を入れる。庁内に「雇用支援対策室」を設置し、雇用の維持・創出を図る。 三浦氏は民主政権の二酸化炭素25%削減に呼応し、八戸版「グリーン・ニューディール計画」を推進、環境関連産業で経済振興と雇用創出を図る。「中小企業総合支援機構」を設置し企業の安定経営を支援。4年間で起業件数3割増を掲げる。 農林水産業の振興では、小林氏が農業交流センターの機能強化や「はちのへ水産振興会議」による水産業グランドデザイン策定を進める一方、三浦氏はハマ再生に向け、生産者や卸売業者、流通加工業者を支援、八戸ブランド創出に取り組む。 【福祉・医療】 小林氏は田向地区に医療・健康対策を総合的に担う「総合保健センター」を整備。2013年度までの完成を目指す。医師が陸路で患者の元に駆け付ける「ドクターカー」を導入し、救急医療体制を強化する。 三浦氏は高齢者を見守る「コミュニティ・ネットワーク」づくりを推進。介護家族や介護職員・施設への支援を拡大し、企業の福祉分野進出もサポートする。医療秘書や補助職員を大幅に増やし、医療現場を支える。 【子育て・教育】 小林氏は入院費など小中学生の医療費の一部無料化を実施。11年度までに小中学校の耐震化を集中的に進めるほか、今後4年以内に地域密着型教育の実施校を全校に拡大する。 三浦氏はスクールソーシャルワーカー事業を導入し、子どもが伸び伸びと成長できる環境をつくるほか、男女共同参画プランを見直し、子育ての両親参加を進める。 子どもの居場所づくりの施策はほぼ共通。「放課後児童クラブの数を現在の32から50に増やす」(小林氏)、「放課後の居場所づくりなど親が安心して働ける環境をつくる」(三浦氏)としている。 【行財政改革】 小林氏はふるさと納税の5倍増や市税徴収率を95%以上に引き上げることを目標に掲げる。市施設の命名権や市広報媒体の企業広告も積極的に活用。基本的に支出の抑制よりも収入増の視点を重視する。民間手法を取り入れた市庁「カイゼン」運動も推進し、行政の効率化を図る。 三浦氏は支出削減を重視する。市長、副市長の報酬を3分の1カットし退職金を返上するほか、東京事務所を廃止。市政戦略室を設置し、生活重視の予算配分を進める一方、新設する行政刷新室で無駄な支出を防ぐ。ハコ物の借金など財政状況を伝える「市財政指針」を毎年公表する。 |
