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固化体製造は"落第寸前"核燃料サイクル安全小委
(2008/02/15)
 六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場で実施中の試運転(アクティブ試験)について、最終段階に進むことを認めた十四日の総合資源エネルギー調査会・核燃料サイクル安全小委員会。だが、溶融炉内に白金族の金属が堆積(たいせき)した影響で中断しているガラス固化体の製造には、委員から「落第寸前の試験結果だ」などの厳しい意見が相次いだ。
 
 製造中断の原因とされる金属の堆積に関して、日本原燃は経済産業省原子力安全・保安院への報告で、堆積を防いで連続運転することはできなかったが「防止策の見通しは立った」として、実際の運転での確認は最終段階の第五ステップで行う方針を示していた。
 これに対し、同日の小委がまとめた報告書では「見通しだけで具体性がない」と厳しく指摘。最終的に原燃の方針を認めたものの、当初計画では予定がなかった再チェックの実施を盛り込んだ。
 委員からは「試験は行き当たりばったり。十分な結果は得られていない。落第寸前だ」などと、製造中断の原因分析と再発防止の徹底を求める声が上がった。
 「(地下深く埋める)最終処分も含め、固化体の品質管理が十分にできるのか」と、固化体の製造能力に不安を訴える委員もいた。
 松本史朗委員長(原子力安全基盤機構技術顧問)は「追試を課して、慎重に判断するということ」と、再チェックの理由を説明。委員からの意見に、保安院核燃料サイクル規制課の石井康彦課長は「原因分析は必須。試験データを検討、分析し、根拠に基づいた推定をした上で、(堆積を防ぐ)運転方法を確認する」と強調した。