核燃料サイクル
| 高レベル廃液21リットル漏れ/再処理工場 |
| (2009/01/23) |
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日本原燃は二十二日、六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場で、溶融炉に高レベル廃液を供給する配管から廃液約二十一リットルが漏れたと発表した。廃液は放射能レベルが極めて高いが、小部屋(セル)内で回収されており、外部環境への影響はなかった。原因は不明で、トラブルのため昨年十二月から中断しているガラス固化体(高レベル放射性廃棄物)の製造試験の再開はさらに遠のいた。 試験は炉内をかき回す棒が折れ曲がり、炉内を傷付けた恐れがあるため中断している。原燃は炉内を点検中だが、廃液漏れの原因を究明して復旧させるまで炉内点検を進めることができなくなった。 原燃が目指す二月中の工場完成(試運転終了)は既に絶望視されているが、今回のトラブルでますます見通しが立たなくなった。 原燃によると、二十一日午後三時に漏えいを知らせる警報が鳴った。廃液の供給タンクと溶融炉をつなぐ配管の接合部から、廃液が漏れているのを確認。漏えいに備えて設置していた受け皿に約二十一リットルたまっていた。 炉側の配管は炉内点検の妨げになるため昨年十二月中旬から取り外しており、供給タンク側の配管には代わりに金属製のふたを取り付けていた。配管は二系統あるが、いずれからも漏れていた。接合部のねじを締めると止まった。 原燃はふたを取り付けた際にねじを十分に締めたとしており、何らかの原因で緩んだ可能性がある。 また、残した配管からは廃液をすべて抜き出し、その後も廃液を供給する操作をしていない。配管を通らないはずの廃液が、ねじを締めたはずの接合部から漏れていた。 回収した廃液はタンクに戻した。漏れた量は固化体一本を製造するのに必要な分の数%とみられる。原燃は「接合部以外から漏れた可能性も含め、原因を調査中」としている。 炉内を点検するには、温度を上げて炉内に残っているガラス溶液を抜き出す必要があるが、取り外した配管を戻さなければ、温度を上げることができない。二十一日は、溶液を抜きやすくする作業をしていた。 |