デーリー東北新聞社:企画・特集:北奥羽企業通信
北奥羽企業通信
▼サン・ベンディング(八戸市) 北奥羽企業通信 (2015/5/31 09:07)

「お祭り募金自販機」をPRする児玉淳一郎常務

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 八戸市根城でアイスクリームなどの卸売業をしていた児玉食品が前身で、1997年4月に設立。コンビニエンスストアの台頭で取引先だった小さな個人商店が減少していく当時の現状を踏まえ、独自で事業展開できる分野として、自動販売機のオペレーション事業へ移行した。

 八戸市や十和田市、三戸郡、上北郡など青森県南に加え、岩手県北を含めたエリアで、飲料品を中心とした自販機約1700台を管理。ダイドーやサントリー、アサヒカルピスなど飲料メーカーの8割近くの商品を取り扱い、商品仕入れや補充、新商品の入れ替えなどを手掛ける。

 エリア内に競合業者は多いが、児玉禎之社長(62)の長男・淳一郎常務(27)は「お客さまに対するあいさつや、きれいな自販機の維持、故障などへの素早い対応など、常にサービスを意識して仕事をしている」とPRする。

 力を入れているのは「お祭り募金自販機」。お祭り仕様のラッピングの自販機で、商品を購入すると代金の一部が八戸三社大祭と八戸えんぶりの開催支援金として、八戸商工会議所を通じて寄付される仕組みとなっている。現在は16台だが、5年後には50台にまで増やす計画だ。

 また、Wi―Fi(ワイファイ)機能を搭載した自販機の導入にも取り組む。電源が確保されれば、災害時などで携帯電話がつながりづらい場合でも、通信手段を確保できるのが利点。病院などへの売り込みを目指す。

 今後について、淳一郎常務は「コンビニのない不便な地域も少なくなく、自販機が必要とされている。ただ設置するだけなく、地域のためになるような仕事をしていきたい」と意気込む。(水野大輔)

 ※毎週日曜日に掲載

 所在地は八戸市卸センター1の10の1。児玉禎之社長。1997年設立。資本金1700万円。従業員27人。電話番号は0178(21)1666。東北、北海道に17社を展開するサン・ベンディンググループの一社。